この計画は、都内某所にある児童擁護施設のグループホームである。
このグループホームは、チャリティーによって建設される予定で、その際のチャリティーのコンセプトは、「情操教育」で、施設側からの要望は、「村落」であった。都内という雑多な中において、子供たちの生活環境をよい状態に保ち、傷ついた子供たちのメンタル面を再構築することが求められた。
そこで我々は、一棟を最小限のボリュームにおさえ、それを敷地全体に分散させた。それぞれのホームの間には、農園やグランド、イベント広場などを挟み込み、ホーム同士が違ったプログラムを介して繋がるようにした。
それは、まさに村落であり付かず離れずという距離感を維持することでコミュニケーションを持続させることを意図した。
今回は、そのうちの一棟目の計画である。
建物外形は、正方形で内部に十字型のパブリックスペースを持っている。
この十字型によって切り取られた残部が、子供の部屋や浴室などになる。
子供たちは常日頃この十字型のスペースで職員や一緒に住む子供たちと共に同じ時を過ごす。誰かが部屋に入っていてもその気配は感じられる。
さらに、建物によって作られる裏側の空間をこのスペースがつなぎ、土地全体に裏側を作らず死角を無くしている。
建物から大きく張り出した庇は、建物周りにたまり場を作ると同時に、子供たちをおおらかに包み込むことを意図した。
coming soon
Project F
2006
Main use : nursing institution
Location : tokyo
Structure : steel structure
Site area : 7745.82m2
Building site : 66.87m2
Total floor area : 201.45m2
Structure design : Takashi Takamizawa